2003年5月7日、突然右腕が上がらなくなった。
当初は、寝違えの結果だと考えていたが、違ったようだ。
連休前にも、車の運転中に右腕の違和感を覚えたことがあったが、
単に疲れがたまっているだけ、と考えていた。
幕開け |
|
連休が明けて2日目、朝起きると様子がおかしい。右肩が猛烈に痛むし、腕が思うように上がらない。 なんでだろう〜と考えると、3日ほど前にフローリングに直接うつぶせになり自分の腕を枕に昼寝をした事を 思い出した。「あの時、肩に負担をかけたんだな」と思い、とりあえず散歩を済ませ(デジカメを首に)洗濯物を 干した。天気があまり良くなく、室内用の物干し(肩くらいの高さ)だったので、あまりつらさは感じなかった。 かかりつけの医院は定休日。整骨院でだいじょうぶだろうと思い、散歩中に見たことのある場所へ行った。 待合室には、年配の人が4にんほどいた。暫らく待っていると、「どうぞ」といわれ、カーテンで仕切られた 6台ほどのベッドに案内され、「肩が痛いんです。」と言うと、風呂マットほどの大きさのコード付きのものを 肩にかけられた。電熱線が入っているようで、次第に熱くなってくる。痛みの激しい場所の筋肉が 、ピクピク反応している。12分のタイマーが切れると、先生がやってきてマッサージをしてくれる。 「湿布を貼っておきます。いたみがひかないようなら、又来てください。」ということで終了。 仕事に行こうとして車を出すが、ハンドルを握ることができない。肩から、背中の痛みもきつい。 「これは無理だな」と考え、引き返す。午後再び整骨院へ行くが、同じ事を繰り返し 「少しはよくなったかな」と思い込む。 |
|
かかりつけの医院へ |
|
翌日整骨院へ行った後、昔からお世話になっている医院へ行ってみた。お年寄りで、絶大な信頼を置いて いるわけではないが、人柄の良さで、風邪や簡単な怪我の時にはすぐに行く事にしている。 40歳の検診の時に、バリウムを飲んだ検査で小さなポリープを発見してもらった事がありました。 落ち着いて考えると、昼寝の以前にもマウスのドラッグ&ドロップのときに、右手に違和感があった事も 思い出しそれも言ってみたが「私はパソコンをやらないので・・・」と。左手の補助で右手を持ち上げると 「40肩、50肩とはちょっと違うな。もうすこし様子を見て変化がないようなら検査をしてみましょう」となった。 痛み止めの飲み薬と、塗り薬(貼るタイプは、すぐにはがれてしまう。)を貰って帰宅した。 ユーベルが寝ていたので、起こさないように私も寝てしまった。疲れていたのかな。 |
|
3日目、聖マリアンナ医大病院へ |
|
もうすこし様子を見ているほど、穏やかな痛みでもないし、そこまで気が長くない、。 ベランダの物干しまで右手が上がらないのである。顔を洗う時も力が入らない。いろいろ不便が出てきている。 車で、裏道を通れば10分ほどで行ける距離だが、診察に何時間かかるかわからないし、裏道を走るには 危険があり過ぎるので、南武線・小田急線・バスと、3倍以上の距離と時間を使い、病院へ着いた。 新患受付で必要事項を記入し、「肩が痛いんですが」と言うと、「整形外科ですね」と教えられた。 9時半ごろだったが、中は人でいっぱいだった。注射の時に聞いたことだが、「9時が開院ですが、早い人は 7時半頃にカードで受付を済ませ、一旦帰って、また来るようです。だから9時に来て受付をしても 、1番には絶対診てもらえません」とのこと。患者本人にはできない技である。 廊下のベンチでかなり待ったあとに、ようやく名前を呼ばれた。部屋へ入り、 症状を説明した後に担当の医師が腕を掴み、指示されたとおりに力を込めて引いたり押したりする。 正常に力は伝わっているようだ。でも腕は上がらない。暫らく考えたあとに医師は 「首に異常があるのかもしれない」「レントゲンを撮りましょう」と言い、 「画像を見てもう一度診察をしましょう。」ということになり、1階へ。前後左右から4枚を撮り 、再び整形外科受付へ行く。「画像ができあがるまでに1時間ほどかかるので、しばらく お待ちください」と言われ、外へ出てタバコを吸う。陽射しは強いが空気は冷たい。 12時ごろにS医師から画像を前にして説明を受ける。頚椎の写真には「神経の通る穴」が写っていたが、 上から5番目ほどの穴が、他のものに比べると半分くらいの大きさになっている。 「この辺で頚椎がズレて神経が圧迫されているのが原因でしょう。」私が 「手術とかになるのでしょうか?」と聞くと、ちょっと考えたあとに「そういうことにはならないですが MRI検査をしてみましょう」となった。 パソコンで機器の使用状況を見て、「一番早くても23日ですね」ということだったが 、23日は光ケーブルの工事の予定が入っているので、26日にしてもらった。 その後処置室へ行き、首の後ろに注射をうってもらった。 針が刺さってから終わるまで15秒ほどかかったような気がするが、注射液が首の中に 入っていくのを感じている間、2度ほど「気分は悪くないですか」と聞くので 「そんなに危ないものなんですか」と言いたいのを抑え「気分は大丈夫ですが、ちょっと痛い」と答えた。 「15分ほど楽な姿勢で休んでいてください」との指示でしばらく横になることに。 血圧を測定し異常なしとなって、MRIの予約と会計を済ませたのは2時近くだった。 時間はかかったが、異常の原因がわかってほっとした。やはり専門医は違うな、という印象だった。 注射に使用した薬剤は3種類ほどだった。パソコン画面に名前が出ていたが すぐに忘れてしまった。今度は筆記用具を持参してこよう。 |
|
2度目の診察(5/13) |
|
きょうは、再診。新患の時は「医員」の肩書きだったが、今度は「医長」。 13番目の札だったが、2時間以上待った。名前を呼ばれる直前まで眠っていた。 前回の画像を見ながらの問診で、「急におかしくなったものではないですね」という話。 結論は、MRI検査の結果をみないとなんともいえないということで、26日の検査の翌日に診察の予定。 痛み止めなどの薬、3種を処方してもらった。 ロキソニン錠60mg・・・・・・・・痛み止め ミオナール錠50mg・・・・・・・・筋肉の緊張をゆるめる セルベックスカプセル50mg・・胃粘膜の保護等 前回の注射の内容は アルカイン、デカトロン、カルボカイン、の3種で 「何回もやらないほうが良い」とのことでした。 |
|
トップへ戻る |
次を見る |